みなせあきとです。
以前に医療保険はいらない!という話をしました。高額医療費制度が使えるので、月々の医療費には上限があるんですよね。私はある程度の貯蓄があるなら医療保険は不要だと思いました。
▼高額医療費制度から考える医療保険についての記事はこちらから

今回は、がん保険について考えてみました。
私の結論は「いまのところがん保険はいらない」です。それは、年齢によりがんになるリスクが異なり、「20代ならしばらくはがんになる可能性が極めて低い」からです。
でも「がんは2人に1人がかかる病気」とよくCMで言われていますよね。実は、がんは年齢と状況によりかかる確率が大きく変わるため、がん保険がいるかどうかは年齢によって変わってきます。
そのため、私は少なくとも20代いや30代まではいらないな、と考えました。全員がいらない!というわけではないのでそこだけご注意くださいね。がんは2人に1人がなる病気で、死亡原因の1位が「がん」とも聞きますね。まずはガンになる確率を説明し、ガン保険がいらない理由を説明します。
20代にがん保険が不要な理由-「2人に1人がなる病気」は間違い!?
「がんは2人に1人がなる病気」
よくCMや保険の広告で目にする言葉です。
今回、調べるにあたり国立がん研究センターのデータを見てみました。
すると「ガンは2人に1人がなる病気」は正しいようで正しくないことが分かりました。
まず、大前提として年齢と状況によりガンになる可能性は変わってきますよね。
0歳の赤ちゃんだったら10年後の10歳までにガンになる確率はほぼゼロです。
一方で、70歳の人が10年後の80歳になるガンの確率はさきほどよりは高そうですよね。
ここで、国立がん研究センターのデータ・年齢別のガンになる確率を見てみてましょう。
30歳が20年後(=50歳)までにがんになる確率は2%です。
一方で、表の右端の数字、生涯で人がガンになる確率は約60%です。
ここまで見れば、もう分かりましたよね。
2人に1人がガンになる=生涯でガンになる確率
一般的に2人が1人と言われているのは「人生でガンになる確率」なんです。
20歳の人が40歳までにがんになる確率=0.8%
40歳の人が60歳までにがんになる確率=7%
60歳の人が80歳までにがんになる確率=38%
この3つは同じ20年間ですが当然確率は異なってきます。
ガンになる確率も変われば、当然ガンによる死亡率も変わってきます。
同じように、30歳の人が20年後までにガンで死亡する確率は0.4%です。
「ガンは2人に1人がなる病気」というのは「生涯でガンになる確率」だったのです。
しかも若いうちはガンになりにくい、という事実もあります。
それを踏まえたうえで、次は「ガン保険は必要なのか?」を考えていきます。
20代でがん保険が必要な理由を考える
保険は万が一に備えるものです。
なんとなく入るのではなく、保険の必要性をきちんとを考えましょう。
というかガンになる可能性は万が一(=10000分の1)より高いです(笑)。
2%という数字も、一見低そうに見えますが50人に1人という確率ですからね。
50人に1人というと、なんとなく自分もあり得るかも…?と思いますよね。
何も考えたり調べたりせずに、保険に入るのは大きな問題です。
本来必要のないリスク(=保険の掛け金)を負っている場合もあります。
自分で必要と思った方は、医療保険もガン保険も入った方がいいでしょう。
一方で私のように「まだ必要ないな」と思った場合は、
保険料を払う必要がなくなるので保険に入る必要はないです。
とにかく社会人になったし不安だから「保険に入る」のは間違いです。
高額医療費制度もありますし、国の健康保険の範囲で何とかなる場合もあります。
自分はどういう理由で、どんなものを必要としているか?
生命保険に入る前に、まずはこのことを自分自身で考えましょう。
20代でがん保険を契約したいならコストパフォーマンスを意識する
なにがあるかわからないし、生命保険はやはり入ろうかな…。
と思った方もいると思います。次は保険の値段について考えてみましょう。
生命保険にも値段の違いがあるのはどうしてでしょうか?
一般的にネットの生命保険は安いといわれています。
それは人件費や広告費などが異なるからです。
当然会いに来てくれる担当者が付けば、その分保険料は割高になります。
一方でインターネットの保険は担当者がいないので、人件費は削減できます。
生命保険ではコストパフォーマンスが良いものを選ぶのはアリです。
私は会社の斡旋で入りましたが、担当者もいてメチャクチャ高いです(笑)。
安いと不安…大手だから安心。この気持ちもわかります。
では、安心とは何でしょうか?
万が一の時に支払いをしてくれるかどうかでしょうか?
保険会社がつぶれるかどうかという意味では、大手の方が安心かもしれません。
ただ、最大手の保険会社である必要はないです。
一方で、安くないと客を集められないから、安くしている可能性もあります。
値段が安すぎでもいけないし、高すぎるとコストパフォーマンスが悪くなります。
いろんな生命保険を比較して、コストパフォーマンスと安全をとれるものがいいですね。
私が「ガン保険はいらない」と思う理由
理由の1つは、ガンになるリスクが低いから。
私はアラサーの20代後半なので、10年後の40歳にがんになる確率は0.5%です。
ガンになる原因はよく分かっていませんが、まあ大丈夫だろ(笑)ってやつです。
万が一なんかあった時には、それこそもう死ぬかもしれませんね。
ただ、配偶者も子供もいるわけではないので、保険はいらないかなと思いました。
毎月ガン保険に2,000円程度払っているので、これを削減することができます。
これで、医療保険と合わせて月5,000円、年間6万円の削減になります。
一方で、既婚者でこどもがいたらガン保険に入っていたかもしれません。
現段階では資産も100万円くらいなので、先進医療は受けるお金がないですからね。
このように、自分の年齢とガンになるリスク、そして自分の状況を考えましょう。
そこから、保険が必要なのか?を考え必要ならばコスパが高いものに加入する。
1にも2にも、いろんな会社で比較してみることが重要です。
私は年齢とリスク、そして自分の状況から保険が必要ないと思っただけなのです。
まとめ
- 30歳が20年後(=50歳)までにがんになる確率は2%
- 2人に1人がガンになる=生涯でガンになる確率
- とにかく社会人になったし不安だから「保険に入る」のは間違い
- 自分はどういう理由でどんなものを必要としているか?を考える
- 生命保険はコストパフォーマンス重視で考える
今回はガン保険について考えてみました。
固定費の削減には「保険」を見直してみるのも重要ですね。
保険は万が一に備えるものです。安心するために入るものではありません。
万が一が起きないように健康を保つことも考えていきたいと思います。
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