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財政赤字と債券利回りの関係

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みなせあきとです。

今日は財政赤字と債券利回りの関係について考えてみたいと思います。よく、株と債券は逆の動きをするといわれますが、まあいつも逆の動きをするわけではなく、ケースバイケースかな、と最近思います。それこそ、selling crimaxの場合は全部売りになりますから、金利が上昇し株も売られる状況になります。

財政赤字が膨らむとどうなるか

政府の収入を「歳入」、支出を「歳出」と言います。財政赤字とは歳入より歳出が大きくなった状態のことを言います。この時に、国債を発行して資金を調達します。そこで関係してくるのが債券利回りです。

債券の利回りが上がると、債券の利回り=政府の支払利息ですから、政府としては支払う利息も上がるわけですから好ましい状態ではありません。そして支払利息というのは、「歳出」に関わってきますから、それだけ政府の財政を圧迫することになります。

債券利回りが上がるのはどんな時か

では、債券の利回りが上がるのはどういう場合でしょうか?債券価格と利回りは逆の動きをしますから、債券が売られ債券価格が下がると債券の利回りは上がります。これは、表面利回り(クーポン)ではなく、総合的な利回りの話です。

もし、新たに国債を発行する場合は、この既発債券より表面利回りの良いものでなければ誰も買ってくれませんから、必然的に新発債券の表面利回りも上がることになります。

新たに借金をする=財政赤字を増やす局面では、政府にとって債券利回りが低い方が良いことは明らかです。現在トランプ大統領のバラマキで財政赤字が増えているというニュースがありますが、もっともアメリカは世界経済の中心にいますし、アメリカが債務不履行(デフォルト)となることはほぼないでしょう。

債券利回りが上がったとき、株はどうなる

冒頭で述べたようにケースバイケースではありますが、債券利回りが上がるとそれ以上のリターンを株式に求めるようになります。債券利回りで十分に資金運用ができる場合では、株は売られ株式市場から債券市場へ資金が流入すると思われます(無リスク金利)。

直近では、米国債の利回りが一服したことからドル円が円安方向へ動きました。債券利回りが下がる(上昇が一服する)と、①利益確定売り②無リスク金利の低下により他金融商品への資金流入、この2つが起こるのでしょうか。

米国10年債利回り(長期金利)は重要な指標で、この間も3.25%が意識され2018年10月の株式の売りにもつながっていました。イタリアの財政赤字の問題もありますから、その国のGDP成長率なども加味してこのあたりの指標はみていく必要がありそうです。

 

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