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XPC:ABPoSでどう変わる?Age Burnable PoS徹底解説!

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akito_minaseです。

約1週間前に、XPCの新たなPoSシステムについて発表がされました。

PoSとは、Proof of Stakeといい、ブロックチェーンの維持にかかわる、合意形成アルゴリズムです。

まず。XPCって何?という方は、まずXPCについて知ってからこちらの記事を読んでから、この記事に戻り見てくださいね!

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Age Burnable PoSについて(通称:ABPoS)

まず、これまでXPCの前身のXPでは、Proof of Stake(POS)によりブロックチェーンシステムが成り立っていました。Proof of Stakeとは、持っているコインの枚数により、マイニングの抽選権が上がり報酬を得られるというシステムです。

これによってブロックチェーン保たれていますので、厳密にいうと少し違うかもしれませんが、ここでは単にたくさんコインを持っていれば、増える確率が上がる、というように抑えておけばOKです。

一方で、ビットコインなどに用いられる、Proof of Work(PoW)というシステムも存在します。これと異なるのは、マイニングを行うパソコンのパワーに左右されないということです。PoWははやくハッシュ関数問題を解くというスピード勝負ですから、その分性能のいいものを用意する必要があります。

さて、Age Burnable PoSについて、以下のような特色が公式に発表されています。詳しい内容を1つ1つ見ていきたいと思います(XPC-JP公式サイトから引用)。

1.PoS報酬の届き方が変わります

2.継続してPoSする場合、報酬の計算が複利から単利に変わります

3.今までとは異なる報酬の使い方が出来るようになります

4.取引の時に支払う手数料の計算方法が変わります

5.ブロックチェーンの安全性が増します

6.徴収した手数料は全て破棄し、破棄した分が発行総額から減少します

7.開発者の方が独自のウォレットやサービスを作るメリットがあります

※解説しやすいように、便宜的に番号を振っています。公式サイトにはこの番号は存在しません。

新たな仕様はこの7つの特色に分けられるようです。

細かい内容はこれから解説していきますので、本文は省略しました。ご覧になりたい方はXPC公式サイトをご覧ください。

これをさらに分類すると、

1・2はPoS関連

3・7はPoS報酬の分配関連の話

4・5は手数料関連

6は独立した項目

です。今回、6についてはブロックチェーンの仕組み上の事柄ということで、説明を省き違う機会で取り上げようと思っています。そのためABPoS関連の話と、報酬とその分配の話、この2つの枠に沿って、解説していこうと思います。

 

ABPoSと従来PoSの仕様比較

XPにおけるPoSでは、ステークに成功した際に元本とPoSによる報酬がまとめて1つのトランザクションとして、ウォレットに送付されていました。また、熟成途中(ウォレットの too youngの状態)でステークに成功した場合、2つの塊に分かれたしまうことがあったようです。

XPCでは、元本とPoS報酬が別々に届くようになります(トランザクションは2つ)。ここでは、元本が100万XPC(XP)、報酬がその2%の2万XPC(XP)であると仮定します。これが、「1.PoS報酬の届き方が変わります」の内容です。簡単な図でまとめましたので、下記の図をご覧ください。

ここでは、便宜的にトランザクションIDを1xxx…,2xxx…,3xxx…と分かりやすく定義しています。

 

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 では、なぜこのような仕様に変更になったのでしょうか。まず、PoS成功後次にステークが成功した場合について考えてみます。まず、旧仕様(XP)では、102万XPに対し、2%の報酬が得られますから、ステークが成功した場合には、2.02万XPを得られることになります。102万+2.04万=104.04万XPとなります。

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 一方で、XPCの場合では、2つのトランザクションで元本と報酬が別々に届いています(1x~と2xのID)。では、この2つのXPCについてステークが成功すると、100万に対しては2万のPoS報酬、2万に対しては0.04万のPoS報酬が得られます。100万+2万+2万+0.04万=104.04万XPになります。

2つのXPCについてステークが成功した場合はこうなりますので、複利計算と同じになりますが、PoSの原則は「Proof of Stakeとは、持っているコインの枚数により、マイニングの抽選権が上がり報酬を得られるというシステム」です。

そのため、100万XPCに対し、2万XPCはステークが成功する確率が大きく下がる、ということになります。そのため、理論上は同じ複利計算することができますが、現実的には元本(100万)に対する単利計算ということになります。

複利にするためには改めて最初の100万+2万=102万のXPCをトランザクションし、1つにまとめる必要があります。しかし、トランザクションを行うとタイムロスになり、そのぶん、抽選される期間が後へずれることになります。

ここまで仕様変更について解説しましたが、デメリットばかりでは?と思われる方もいるのでしょうか。本来の狙いは、「過度なインフレの抑止」です。別コインになりますが、Sprousというコインでは日利2%という過度に高い利率の所為もあり、発行枚数がどんどん増えてしまいました。

その結果どうなったかというと、需要とともに発行枚数が上がったわけでなく、発行枚数だけ一方的にあがるとコイン自体の価格が下がり、価値の下落へとつながってしまいました。結果的に、SproutsでもPoS利率が見直されることになりました。

 

 同様にXPCでも、このコインの枚数が過度に増えすぎないように、このような単利計算のPoSシステムへ移行し、インフレを抑止しよう、という狙いがあるようです。以上が「2.継続してPoSする場合、報酬の計算が複利から単利に変わります」という内容になります。

ここまで、ABPoSによりどういったことが変わるのか?という解説をしましたので、まとめます。

  • ABPoSでは、元本とPoS報酬が別々のトランザクションで処理される
  • 別々のトランザクションで処理されるため、次のPoS報酬は元本に対する単利計算となる
  • 今まで通り複利で報酬を得たい場合は、都度まとめるトランザクションの実行が必要(タイムロスの発生)
  • 複利⇒単利の変更は、通貨のインフレの抑止が目的である

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報酬の使い方と収益化について

次に、「3.今までとは異なる報酬の使い方が出来るようになります」という項目ですが、これは元本とPoS報酬それぞれにトランザクションが設定されるため、それぞれを別のアドレスに送るということができるようになります。今までのXPでは、元本+PoS報酬が1つのトランザクションにまとめられてしまったことからか、通貨としての流動性に欠けていた分があったようです。そのため、今回2つのトランザクションを設定することになりました。

公式サイトの例えでも挙げられていますが、元本はそのままステーク用として元のアドレスAに送付し、PoS報酬は、例えばモバイルウォレットにトランザクションし、外部で決済方法として使う、ということができるようになります。

 

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 これと併せて「7.開発者の方が独自のウォレットやサービスを作るメリットがあります」という項目についてですが、上記のように報酬は別アドレスに送付することができます。また、報酬を複数アドレスに送付することも可能になるようです。これまで、XPにおけるWallet開発については下記のような問題点があり、Wallet開発自体での収益化は難しいものがありました。

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しかし、これからは、ステークに成功した場合に報酬として開発者にPoS報酬の5%を送付する、という設定をしWallet使用者に同意を求めることができるようになりました。これにより、Wallet開発で収益化することが現実的になり、ステークが成功するたびに開発者が報酬を得られることになり、開発へのモチベーションの向上や、よりよいWalletが製作される方向に作用すると考えられます。

ここまで、PoS報酬の利用方法について述べてきましたので、簡単にまとめます。

  • 別々のトランザクションで処理されるため、ステーク用と決済用等流動性の高い使い方ができる
  • PoS報酬は複数アドレスに送付することもできる
  • それにより、Wallet開発者への還元も可能になり、収益化できるようになる

 

手数料の仕組みの改良とバーンについて


4.取引の時に支払う手数料の計算方法が変わります」という項目ですが、これはPoSシステムであると、手数料の計算が複雑であったり、分かりづらいものだったがABPoSでは一新し、シンプルで分かりやすい手数料の仕組みなるようです。これは、従来のPoSシステムでの手数料の計算方法で、取引する時間により手数料が多く発生したり、逆にゼロになる場合もありましたが、これからは単にブロックチェーンで記録するデータサイズにより、手数料を差し引くというシステムに変わるようです。

次に、これと関連する「5.徴収した手数料は全て破棄し、破棄した分が発行総額から減少します」という項目ですが、他人へ送金(トランザクション)するときには送りたい額+手数料を支払う必要があります。これはペイメントの時も同じで、決済手段も自分のウォレットから店のウォレットへ送金しているわけですから、手数料が発生します。

この時に、手数料が徴収されますがその手数料分のXPCはバーンされ、総発行枚数から減ることになります。PoSシステムで単利計算に変更になったことと同様に、これによりXPCは過度なインフレを抑止することができます。

 

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 では、この2つの項目についてまとめます。

  • 手数料の仕組みがシンプルで分かりやすいものに代わる
  • 徴収された手数料は都度バーンされ、総発行枚数が減るためインフレの抑止になる

まとめ

新たなABPoSでは、これまで問題視されていた通貨としてのインフレの抑止に重きを置かれているような気がしました。多くのコインがこれまでのPoSやPoWのベースとなる機能を利用していく一方で、このような問題を解決するために新たな仕組みを取り入れる、というのは非常に画期的であると言えます。

また、ペイメントもよく考えられているのかな?と思うところもあり、そもそもXP-JPチーム開発のXPPayから考えが取り入れられているのかな、というような気もします。最近NEMがnemcafeというイベントをやったりと、注目を浴びていますが、XPcafeなんていうのもそのうち登場するかもしれませんね。

XPCの運用開始は7月上旬を目指している、と明言されています。coinexchengeにも上場するようです。それまでに、またこのような発表があると思いますので、私自身非常に楽しみにしています。

参考資料
XPChainで導入されるAge Burnable PoSについて
https://experience-points.jp/official/2018/05/27/XPChain_Age_Burnable_Proof_of_Stake.html

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