みなせあきとです。
10月は日経平均が27年振りの高値を付けたと思ったら、そこから世界同時株安があり、かなり激動の1か月でしたね。みなさんの株の運用はどうだったでしょうか?今回は日本株式の収支報告です。
2018年10月の日本株式の評価損益は -17,208円 でした。
今回から、評価損益と実現損益を分けて記載することにしました。
評価損益は評価額-投資元本で計算されます。つまり、元本に大してどれだけ利益・損失が出ているか、という指標になります。評価損益なので、まだ確定していない利益・損失のことです。こちらは、元本に対する利回り(利益率)でグラフに表示しています。
一方で、実現損益(売買損益+配当金)は、株の売買損益(キャピタルゲイン)と配当金(インカムゲイン)、この2つを足したものです。つまり、もうすでに確定している利益・損失のことを指します。
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2018年10月の収支
2018年10月の日本株式の評価損益は -17,208円 でした。
10月は、総合化学大手の4005・住友化学を667円で100株購入しました。また、10月中旬から下旬にかけて世界同時株安で見るのも嫌になりましたが(笑)、543円で100株買い増ししていました。いわゆる、ナンピン買いです。住友化学の株は、200株保有していることになります。
また、日経平均が相当下がってきたころに、1570・日経レバレッジETFを1株購入しました。日経レバレッジETFは、日経平均の2倍の値動きをする上場投資信託(ETF)です。1株なのでお小遣い稼ぎです(笑)。
下落局面のこの2つの買いは現在(11月13日)のところ成功していて、住友化学は600円台まで反発しています。今日(11月13日)は、日経平均が一時700円安と非常に厳しい地合いでしたが、10月下旬に買ったことが功を奏し、評価損益は-1,922円と約-0.4%程度で抑えられています。
正直、まだまだボラティリティ(変動率)が高いので、今回の買いが成功だったかは少なくとも年明け、来年くらいまで見ないとわからないですが、いまのところ順調にいってます。
▼ 4005・住友化学を買った理由

▼ 4005・住友化学の2019年3月期第2四半期決算を徹底分析!

今後の相場の見通しと投資戦略
10月は激動の1か月でしたね。27年ぶりの高値、終値ベースで24,275円をつけた、と思ったらその矢先あわや20,000円を割り込むのではないか、という水準まで落ちました。決算発表も10月下旬からピークを迎えこの1か月はかなり忙しくも楽しい1か月でした。
まず、今後の相場の見通しですが大きなイベントは2つ。
①G20・米中首脳会談と、②FOMC政策金利発表です。
G20・米中首脳会談
2018年11月末にG20がアルゼンチンで開催されます。目下のところ、2018年に9月に発動されたアメリカの対中国2000億ドル規模の追加関税が株式市場にとって重しになっています。ただ、アメリカと中国は首脳会談でどういう方向性を出してくるかは不明です。
トランプ大統領は対北朝鮮でもかつてはかなり厳しい見方をしていましたが、今年は初の首脳会談を行い、強硬な態度を緩めるなど急速に北朝鮮・アメリカ間が平和的解決の方向へ動きましたよね。
マーケットに悪影響になっており、今後の先行きの不透明感があることが、直近の売りが売りを呼んだ原因の1つであるとの見方もあります。少なくとも、追加関税は米国企業の業績へ影響することは間違いありません。日本も然りです。
そのため、ある一定の妥協案が見いだされるのではないか?と私は見ています。
一番いいのは、やっぱり関税はやめましょう、ということで関税が廃止の方向へいくのが一番いいのかな…と思っていますが、と思っていますがそう簡単にはいかないでしょうね。トランプ大統領も関税は交渉材料の1つとしか見ていないと思いますので、何かしら中国から引き出せない場合は強硬な態度をとり続けると私は見ています。
FOMC政策金利発表
こちらはほぼ金利上昇が決定的なFOMCの政策金利です。先日の中間選挙があり落ち着いていたせいか、FOMCの声明を若干素通りしがちですが、12月の利上げはほぼ決定的でしょう。
為替への影響が大きいFOMCの政策金利決定ですが、少し勉強不足もあり、ドル高方向へ動くのではないか?という見方しかできません(すみません)。トランプ大統領になり財政赤字が膨らんでいますし、失業率も下がり、景気もなかなか好調であるとのことから今後一定の利上げをしていくと見ています。

今後の戦略
12月19日にソフトバンクが上場しますので、IPOにチャレンジしてみようかと思っています。恐らく外れるだろうと思っているので、あたったらいいな程度です(笑)。
真面目に話しますと、今後3~4か月は現金比率を高めていこうと思っています。
というのも、今回の下落で買いたい銘柄が山ほどあったのですが、現金比率が低かったため住友化学の買い増しと、日経レバレッジETFの保有というわずか6万円くらいしか下げ局面で拾うことができなかったんですね。
今後は上昇局面になってくれるのが一番いいんですが、調整局面や、はたまた下落局面というのがいつかはやってくると考えています。その時のために、やはり現金比率はある一定の率を保っていなければいけないな、と思いました。
ひとまず、現金:株=1:2を目指して、少しずつ現金比率を高めていきます。
あとは、食料品・日用品などのディフェンシブ銘柄を持ちたいと思っています。消費増税で一部後退するとみているので、株価は一時的に下落するとみています。ディフェンシブ銘柄は、市況が悪くなった時にかなり有効なので、下がったところを拾っていきたいですね。
株主優待では、コメダなども気になりますが、優待に引きずられるのは良くないのであくまでファンダメンタルズ重視で行きたいと考えています。
ということで、株式投資はしばらくお休みです。ファンダメンタルズを確認したり、市況を分析したり、とこちらは引き続きやっていきますので、ツイート・ブログは更新を続けていきます。
まとめ
- 2018年10月の日本株式の評価損益は-17,208円
- 株式投資開始以来、初めての評価損益利回りがマイナスに
- 住友化学買い増し、日経レバレッジETF保有
- ナンピン買いで、反発局面で今のところ順調
- 今後は現金比率を高めていく
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